世界の真ん中に建つ塔。
今は封印が施され、誰も立ち入れなくなったその場所に、
二人と一匹の影があった…。ラヴェ「…塔の最上階にある…楽園…か。」
一人はエスパーの…まだ幼さを残す少年。
その手にある分厚い本は、とても彼の年代の手には不似合いに見えた。
リゼ「ん〜神様なんかには興味も何もないけどさ。この塔の向こうは…気になるよな。」
もう一人、軽装ながら武装を固めた若者。
ラヴェ「同感。ちょっと前までは自由に塔に入れたって言うし…方法は絶対にあると思う。」
イー「でも…神様に会ったら何でも叶えてくれるかな?」
そして一匹は…鳥である。が、少年同様小難しい本を読んでいる。
ラヴェ「えー。いいじゃんそのまんまでー。」
リゼ「…いや…双子の弟が鳥ってのは俺も事情説明ややこしいんで…。」
ラヴェ「羽生えてて飛べるしいいじゃないかぁー。」
イー「そんでもって人の背中に乗られるのは迷惑なんだけどねぇ…。」
リゼ「で、どうなんだ。封印の方は。」
ラヴェ「ん〜…ちょっと古文書とかと照らし合わせてみたんだけどね。」
イー「水晶、とか、クリスタル…とか。この妙に目立つ黒い色がヒントだろうね。」
リゼ「…クリスタル…ねぇ…ちょいと調べてみるか。」
ラヴェ・イー「んなこと言って…どーせぶらぶらするだけだろうに…。」
リゼ「るせー。」
で…お二人の不安通り街でぶらぶらするリゼイド…ことリジェイド。
「おや、塔に興味がおありですか?」
と、言うのはシルクハットの人。
リゼ「…ん…まぁな。ってもよ、扉があれじゃなぁ…。」
塔は、天を貫くように高く高く建っている…未だ入ることもかなわぬ彼等をあざ笑うように…。
「塔の入り口の鍵は玄武が英雄の像に隠してしまいましたよ。」
リゼ「えっ…。」
リジェイドが振り向いたとき、そこには誰もいなかった…。
ラヴェ「……で、その人がそう言ってたの?」
リゼ「んー…まぁな…。」
イー「確かに、クリスタルの所在は乗ってないしねぇ…。」
リゼ「よーし、じゃ、行ってみますか。」
イー「…そうだね。他にすることも…ってラベンダー背中乗るなぁー!」
ラヴェ「面白そうだよねー。一応地図(攻略本)もあるし行きますか。」
ロベ「あらぁ、面白そうねぇ…私も一緒していい?」
…一同思った。コイツがいなければ何処でも楽園かも知れない…。
そしてそんな彼等を余所に…彼女は逆ハーレムと呟いていた…。
…大陸世界…
ラヴェ「一応盾の街行こうか。」
リゼ「だな。」
で、最初に出会った敵は…さんしょううお。
ラベンダーなんかは二発も喰らうとご臨終です。
ま、サイコバリアとかも覚えたので何とか。
ラヴェ「痛い…T_T。」
リゼ「んー…暫く鍛えるか…。」
ロベ「リジェイドのドーピングもしなきゃいけないものねぇ。」
リゼ「…その言い方止めてくれ…T_T」
そしてお約束の情報収集。
リゼ「何かが足りないな…この像には…。」
ラヴェ「足りないって言うか…。」
イー「思いっきり両手が何か持ってましたよね…手ぶらだと情けないだけ…。」
ロベ「てかこんなむさいおっさんの上半身晒されても嬉しくないんだけど。」
ラヴェ「ん〜英雄の像絡みで行くと、その像が身につけていた武具があるんだね。」
ロベ「その在処ってさぁ、それぞれの王様の名前で結構露骨に示してるわよね。」
イー「そうそう。」
リゼ「じゃ、ナビよろしくな。」
ラヴェ「はーい。」
と、言うわけで、美しい街の景観のため(おい)、三人と一匹(酷っ)は、それぞれのお城に向かいました。
まずは盾の城…。
「こ…こここの盾は私のだ…誰にも…誰にもわたさんぞ…。」
ロベ「やーねぇ…思いっきりもうろくジジイじゃない。」
ラヴェ「…この王様恐い…T_T」
イー「大臣から変な感じがする。」
リゼ「ふむ…奪取も無理そうだな…別の場所行くか。」
「怪しい奴出てけ!」
と、言われてつまみ出される御一行。
リゼ「帰りは近道だよな。」
次は鎧の城。その道中にて、イーリャ、幾度目かの変身で毒ガエルに。
イー「…カエル…。」
ラヴェ「ふーん…案外ステータス優秀だねぇ…。」
ロベ「そうねぇ、防御力から言って盾役にうってつけ♪」
このメンバー。主戦力は回数制限のきついサイコブラスト…。
リゼ「…悪い…お前当分その格好だわ…。」
イー「えーっ!!」
イーリャ、再び拗ねる。以降暫く泣き続ける…。
ゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコゲコ…。
そして…鎧の城到着までの道中…
ラヴェ「石化睨み覚えましたー。」
ロベ「デス睨み覚えましたー♪」
兄弟「(……おっかねぇ…。)」
こうして戦力は充実していく…そして…鎧の城へ…。
(現に覚えている間は殆どこれだけで戦闘が済みました)
ゲコゲコゲコゲコゲコゲコ…。
「ここの王様とはちょっと面識あるんだー。」
ゲコゲコゲコゲコゲコゲコ…。
「ようこそいらっしゃいました。二階に行って王様の悩みを聞いて下さい。」
ゲコゲコゲコゲ…ケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロ…。
リゼ「うわーっ!イーリャ!俺が悪いんじゃねぇー!頼むから我慢してくれー!」
この世界でこの擬音鳴き声の講義は結構きつい物がある。
通貨単位はケロ。そして買い物しすぎで金欠の面々。
ラヴェ「王様悩みあるのー?」
ショタコン好み全開で王様の顔を上目遣いに覗き込むラベンダー。
リゼ「…ひょっとしてひょっとすると…。」
イー「思いっきり貢がせてそう…。」
ロベ「あら、案外いい顔してるじゃない♪」
兄弟の背筋を冷たい物が走った…。
「ふむ…恋煩いと言う奴でな…。」
ロベ「チィッ。」
兄弟に安堵の色が灯った…。
兄弟「(危うく国一つ滅ぶ所だった…。)
ラヴェ「へー。青春だねぇー。その人ってさ、美人?」
「ああもちろん。村で最も美しいとされるあの澄みきった瞳。私はもう貴女無しでは〜ララララァ〜♪」
違う世界にトリップしてしまう王様。
「へぇー向こうは?」
「もちろん相思相愛だとも…しかし…。」
「しかし?」
「プロポーズだけは受けてくれないのだよ…。
国のようで南の村に来ていたが帰らざる得なくなってそのまま…しくしくしくしく…。」
ラヴェ「あー泣かない泣かない。じゃあ、僕が理由聞いてきてあげるよ。」
「おお〜やっぱりラベンダーは良い子じゃ〜♪」
ラヴェ「ねぇねぇ。上手く行ったらご褒美くれる?」
「おうおう何でもやるぞー♪」
ラヴェ「わーい♪」
彼等は見た。王に見えないようにニヤリと笑う少年の口元を…。
と、言うわけで、一路南の村へ。そこで彼等が見た物とは…
辺り一面のスライム…(画面上では目玉オヤジに肉着せた感じ。)
リゼ「まさか…。」
イー「村一番の美人って…。」
ロベ「あー…手ぇ出さなくて良かった…。」
ラヴェ「あの人種族差別絶対しない人だからねー。」
当然村一番の美人もスライムさんで…。
リゼ「ああ…なんか儚い夢だったなぁ…。」
イー「そうだねぇ…。」
ロベ「イーリャ君モンスターなんだからおあつらえ向きじゃない?」
イー「………。」
…ケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロケロ…
リゼ「だからそれきついの俺だけなんだってばーっ!」
で…お話を聞くと…。
ロベ「なーんかお約束ってかんじねぇ…。」
そんなロベリアと対照的に…。
リゼ「さっさと盗賊共ぶっ潰そうぜー♪」
ノリノリであった…。
ラヴェ「何だかんだでリジェイドも好きだねぇ…。」
イー「ま、そう言う人ですから。」
…盗賊の隠れ家へ行くと…。
「どうぞお通り下さい!」
何故か道が開く。
一同『???????????』
悩む一同。目に留まったのは…。
ラヴェ「………ひょっとして…イーリャ?」
リゼ「だろうな…。」
ロベ「どーでも良いけどさっさと行くわよ。」
で…盗賊の親分に会うと…。
毒ガエルだった。
リゼ「……やっぱし…。」
ラヴェ「同族だからってこれはないと思うけどなぁ…。」
ロベ「所詮下等生物って事よ。」
イー「……(拗ねている)」
「誰が入っても良いって言った!?」
リゼ「お前の部下一同。」
「何ーっ!?」
で。親玉の目に付いたのはやっぱりイーリャ。
「そんなのありかよ…。」
ロベ「っさいわねー…。さっさと用事すませたいの。」
親玉。デス睨みで即死。
ロベ「じゃ、行くわよ。」
ラヴェ「行こ行こ。」
兄弟「…やはり別世界の人間か…。」
怯えるしかない二人であった…。
そして。無事キングの鎧ももらってご機嫌の一同。
リゼ「しかしまぁ…あっさりくれたよな…。」
ロベ「大切な人が傍らにいれば、何も入らないものよ。」
イー「珍しくまと…むぐぅ」
ラヴェ「…押さえて押さえて…。」
で、お次は剣の王。
ロベリア曰く筋肉質。リジェイド曰く、歯ごたえ無し。ラベンダー曰く、つまらない。
(ちなみに玉座の上に乗って、セーブしてから再スタートすると…)
イーリャ、道中にて子供ドラゴンになる。
イー「やっと、やっとカエルから解放された…。」
ラヴェ「この世界の通貨単位は〜?」
イー「ケロ。」
『…………。』
イーリャの受難は続く…。
で、盾の王の城に改めていくと…。
リゼ「王様が…っ!」
倒れている王。横に立ち不適に笑う大臣。
ロベ「あー。あの様子だとさっきの時点ですでに毒か何か飲まされてたわね。」
「ちょうど良い。お前等を王様殺しの犯人と言うことに…。」
衛兵は既に石化(or即死)していた。
ラヴェ「僕等を何だって?」
大臣逃亡…って…この凶悪メンバーから逃げられる筈もなく…。
「ひ、ひぃぃ!金でも土地でも…この盾もやるっ!だから…だから…。」
ラヴェ「ほんとに何でもくれる?」
上目遣いのいかにもなお子様のように大臣の顔を覗き込むラベンダー。そして…。
大臣石化。
ロベリアが蹴り倒す。
イーリャが踏み砕く。
リゼ「てめぇの様な奴が一番ムカツクんだよっ!」
決めゼリフ…が。
ラヴェ「リジェイドなんもしてないじゃん。」
イー「まるで悪の親玉…。」
リゼ「だって俺の出番殆ど無いじゃねぇか…。」
まぁ、それはともかく、英雄の像の前へ。
リゼ「よっしゃ。これでしっくりくるな。」
と、彼等の前にまばゆい光が……。
リゼ「ん?」
イー「わぁ…。」
ラヴェ「お。」
ロベ「綺麗〜♪」
黒いクリスタルを手に入れた!
リゼ「よーっしゃ。これで塔に入れる!」
街を後にしようとした瞬間だった…突然の暗雲…否、周囲が暗転する。
イー「ん?」
ロベ「あらまぁ…。」
ラヴェ「来る…!」
「三つのアイテムを集める奴がまたいたのか!」
彼等の前に現れたのは四天王玄武!
ラヴェ「……カメじゃん。」
『…………ああ。』
一同納得。
「誰がっ亀だー!!」
あ、四天王あっさり切れた。
ラヴェ「っさいなー。亀に亀って言って何が悪いんだ…よっ!」
ラベンダーはファイアの書で玄武を攻撃!
リゼ「ちぃっ。剣じゃ無茶ってか!?」
イー「ラベンダー!もう一回!」
ラヴェ「りょーかいっ!」
この一撃で玄武は…倒された。
(ファイア二発は実話です。)
「これで勝ったと思うなよ!」
リゼ「へっ。おとといきやがれ!」
四天王の一人玄武を破った一行。
ここから…楽園への旅が始まる…。
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