RomancingSa・Ga2
The
point of view of the Imperial Court Wizard
時は帝国歴1996年
バレンヌ帝国は未だかつて無い繁栄を享受していた時代。
皇帝クリームヒルトは、魔物の襲撃を受けた一人の少年を救出する…。
…今思えば…それが始まりだったのだろうか…?
…全ては星の導きの元…
イラスト
サジタリウス サジタリウス(byよるさん) 最終皇帝&サジタリウス(byキトラさん)
登場人物
注:シナリオが進む事にネタバレ度が上がっていきます。
人物紹介の癖に本編の後読めとは…。
1996年…皇帝・クリームヒルト |
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| 奇跡の子 | 「サジタリウス〜早くしなさ〜い。」「はぁ〜…い。」 僕はその日、何事もなく馬車に乗った。遠出は初めてだったが、 何も、気にしてはいなかった。でも、ありきたりな物というのは…実は何より貴重であって…。 |
| 帝都アバロン | 誰にでも認めたくない現実を告げられるときと言うのはあります。 ですが、それを何事もなく…水を飲み干すように認めることが出来るなど…誰が思ったのだろう? それは強さなのか、はたまた壊れてしまったが故か…。 |
| 初めての土地。知人の居ない場所。それでも、小さな善意と前に踏み出す足があれば、 意外と何処でも生きていける物で…。この日出会った不可思議な青年。 気がつけば、そこはかけがえのない場所となって…。 |
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| 僕はあの日から、イーリスのエアと、モールのチェルノと一つ屋根の下で生活することとなった。 その日から僕を悩ませる奇妙な感覚。いつもの日常が始まるはずだった日の前夜にあったこと。 この日は、色々な意味で、僕にとって、大きな意味のある日だった。 |
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| 宮廷の日常 | この日から、新しい日常が始まった。それはありふれた日常だった。 時折起こる波さえも、それはより普通の日常を演出した。 彼は幸せだった。それは、再びありきたりな日常の中にいたからだったのかもしれない…。 |
| それぞれの日常 | 今日この日この時、特別なことなどあっただろうか? 過ぎ去っていくのはいつもの日常であり変わらぬ日常であり。 幸も不幸も程良く取り合わせられた理想的な日々…。 |
| 日常の終わりに | 彼女の、旅立ちが決まった。時の流れは決して一定ではない。 それぞれの心、それぞれの思い。 それらを抱えたまま…平穏は終わりを告げる…。 |
| 私は…ずっとあなたの側にいたかった…力になりたかった…いつまでも一緒に…。 それは…叶わぬ夢。自分の愚行が、今の幸に必要であったとしても… それでも…悔やまずにはいられない…時を経て尚…その傷は痛む事がある…。 |
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| ねぇ…ちょっと待ってよ…あの子…あの頃の私何かより… ずっと…ずっと強かったんだよ?それなのに…こんな結果…可哀想すぎるよ… 私は…自分を責めた…でも…あの子は一体誰を責めるの…? |
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1998年…皇帝・ソウジ |
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| 日常はいつものように過ぎゆく。この日もそう、相変わらず…。 それでも…変わっていく…留まり続ける物など何処にもない…。 今日の日の出会いも…また…。 |
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| 誰もに生きた歴史がある。誰にも知られなくとも、それは確実に刻まれる。 良く知る人物の隠された歴史ほど、知って驚くことはない。 想像の余地を奪われる。それは…耐え難いまでの苦痛を伴うものだった…。 |
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| 彼は…誰かのために、自分の命を燃え上がらせていた。 生きる希望をくれた人の為に、自分に光をくれた人の為に。 しかし…そのどちらもが…その手から滑り落ちてしまったとき…。 |
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| 今は亡き人を思う悲しみ。それは生きている者が背負う感情である。 己が去れば後に悲しみが残るというのに、笑っていて欲しいと思うのは死に行く者のエゴである。 どんなにあがいても逃れられない絶対の別れ。しかし…理不尽なそれは怒りの対象たるか…。 |
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| 生きる意志は何より尊い。燃え上がる命は何より眩い。 だからこそ彼はそこへ向かった。己の命を輝かせるために、 己の生を誰より望んだ人たちの為に。 |
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| それはその海を漂っていた。波間を揺れ、自分が収まるべき人を求めて。 それに秘められた想いを、届けるために。 伝承は、何も皇帝のためだけにあるものではないのだ……。 |
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| ぐらりと揺れる炎の山は、ぐらりと人の営み揺らす。 傾き過ぎれば崩れるのみの、営みは自然の前に何と無力なことなるか。 人と自然と、共に生きるは夢なのか、不穏な影はそこにあらん。 |
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| その砦。人を惑わす怪奇が住まう。その砦数多の魔物に守られて。 小さな少年引き連れて、術師はそこへ踏み込んだ。 編み得た力を携えて、いにしえの館へ挑みゆく。 |
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| それは現在にあらざるものを探る者。新たな何かを見いだすために探る者。 時にそれは過去の秘術。時にそれは未来の秘術。 大切と思う何かのために、その力は光を増す。。 |
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| 一人の生が誰かの未来につながる。それはよくあること。 その誰かが、時に一人に大きな影響を与えるのもよくあること。 断ち切ることに利益はない。無限に絡み合う心で、大切な何かを受け止めて。 |
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素晴らしきかな頂き物
1983年…皇帝・マルザワーン |
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| ナディール (byよるさん) |
朝、アバロンを去っていった恋人を見送るつもりは端から無かった。昨夜の後ろ姿だけで十分だった。 もう一度、タウラスの背中を見たら、今度は目覚めが遅くなるだけではなく、 身体中の力が抜けてしまい動けなくなってしまっただろう。 |